ヴィーガン幼児食・離乳食の栄養素まとめ!【管理栄養士監修】

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栄養監修

管理栄養士 河原あい

フリーランス ライター&コンサル
eCornell Plant Based nutrition 修了

Twitter:@kwhr_ai
Instagram :@kwhr_ai

 

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幼児食や離乳食を準備する際、ヴィーガン食で気をつけることは?

 

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赤ちゃんは生まれてすぐ母乳で成長し、大きくなるにつれて栄養源が母乳から食べ物へと変わります。

 

これを「離乳」といい、一般的には生後6ヶ月後あたりから始め、咀嚼機能や栄養素の咀嚼機能を向上させること、味覚を育てることが目的になります。

 

基本的に、離乳食はおもゆ(おかゆ)や果物の果汁、スープなど、液体状のものから、徐々に固形物へと近づけます。

 

ヴィーガンで子育てをして大丈夫?と思われる方がいらっしゃると思いますが、栄養バランスさえ気をつければ問題ありません。

 

そこで今回は、乳幼児にとって必要な栄養素と食材について解説します。

 

乳幼児にとって必要な栄養素

 

糖質

 

 

ヴィーガンでも、そうではない場合でも、三大栄養素をしっかりバランスよく食べられるように食事を準備することが必須です。

 

とはいえ、最初の離乳食では食事形態が液体〜半固体でのものがほとんどで、なかなか三大栄養素をしっかりバランスよく組み込むことが難しいです。

 

最初は果物やお米、野菜などの糖質中心になってしまいますが、徐々に食べ物に慣れて固形物を食べられるようになるまでは、糖質中心でも問題ありません。

 

糖質の基本【基礎ヴィーガン栄養学】

 

▶︎糖質の摂取目標量

 

男女児

1〜5歳:50〜65%エネルギー

 

※総エネルギーに対する割合で算出

 

▶︎おすすめ食材

 

白米、パン、果物、芋類

 

たんぱく質

 

 

子どもの健やかな成長のために必要な栄養素である、たんぱく質。

 

たんぱく質は、体のありとあらゆるパーツを作る構成成分であり、どの世代でも積極的に摂って欲しい栄養素ですが、特に成長期では意識して食事の準備をする必要があります。

 

忘れてはいけないのが、母乳にはたんぱく質がしっかり含まれているということ。

 

母乳が厳しい場合は人工乳を準備しましょう。

 

※豆乳やオーツミルクでは栄養バランスが乳児向けではないため、必ず人工乳を用いるようにしましょう。

 

たんぱく質の基本【基礎ヴィーガン栄養学)

 

▶︎たんぱく質の摂取目標量および推奨量(日)

 

男女児

0〜5(月):10g

6〜8(月):15g

9〜11(月):25μg

1〜2歳:20%エネルギー

3〜5歳:25%エネルギー

 

▶︎おすすめの食材

 

豆腐、ひよこ豆、レンズ豆(豆類はしっかり柔らかく火を通す)

 

ビタミンD

 

 

母乳で育てる場合、ビタミンDが不足すると言われます。

 

ビタミンDは、カルシウムが骨へと沈着するのを助ける働きがあり、不足すると「くる病」(大人の場合「骨軟化症」)となる可能性があります。

 

ただし、過剰にビタミンDをお子様に与えてしまうと、吐き気、食欲不振などの症状を招いてしまうため、注意が必要です。

 

ビタミンDの基本【基礎ヴィーガン栄養学】

 

▶︎ビタミンDの摂取目安量(日)

 

男児

0〜11(月):5.0μg

1〜2歳:3.0μg

3〜5歳:3.5μg

 

女児

0〜11(月):5.0μg

1〜2歳:3.5μg

3〜5歳:4.0μg

 

▼おすすめの食材

 

干し椎茸、キノコ類(日光に当ててから調理することをおすすめします)

 

ビタミンB12

 

 

 

成人でもヴィーガンは不足しやすいといわれるビタミンB12ですが、乳幼児もしっかり気をつける必要があります。

 

ビタミンは正常な細胞の成長や、赤血球の生成に必要不可欠な栄養素です。

 

どうしても食事からの摂取が厳しい場合は、サプリメントを併用することも視野に入れて食事を準備しましょう。

 

⇒ビタミンB12の基本【基礎ヴィーガン栄養学】

 

▶︎ビタミンB12の摂取目安量および推奨量(日)

 

男女児

0〜5(月):0.4μg

6〜11(月):0.5μg

1〜2歳:0.9μg

3〜5歳:1.1μg

 

▶︎おすすめの食材

 

ニュートリショナルイースト、ビタミンB12強化カイワレなど

 

カルシウム

 

 

骨や歯の構成成分であるカルシウムは、乳幼児期に摂りたい栄養素の一つです。

 

カルシウムの供給源としては、豆腐や葉物野菜などがおすすめ。しっかりすりつぶしておかゆに混ぜるなどしてみましょう。

カルシウムの基本【基礎ヴィーガン栄養学】

 

▶︎カルシウムの摂取目安量および推奨量(日)

 

男女児

0〜5(月):200mg

6〜11(月):250mg

1〜2歳:450mg

3〜5歳:600mg

 

 

 

鉄は母乳に含まれる量が少なく、不足しやすい栄養素のひとつです。

 

特に乳幼児は成長の速度が著しく、体の大きさの割りに体内の鉄の量が不足することによる貧血が起こりやすくなります。

 

離乳食を始めるタイミング(生後6ヶ月)で、鉄を豊富に含む食材を意識的に補い、貧血などを避けるようにしましょう。

 

鉄の基本【基礎ヴィーガン栄養学】

 

▶︎鉄の摂取目安量および推奨量(日)

 

男女児

0〜5(月):0.5mg

6〜11(月):5.0mg(男)/ 4.5mg

1〜2歳:4.5mg

3〜5歳:5.5mg

 

▶︎おすすめの食材

 

豆腐などの大豆製品、葉物野菜、キヌアなどの穀類

 

ヴィーガンと離乳食

 

 

子育てをヴィーガンで行うことは問題ではありません。とはいえ、栄養素に関しては注意深く意識してバランスをとることが求められます。

 

不足しやすい栄養素は成人とそこまで変わりないですが、特にたんぱく質、カルシウム、鉄に気をつけて準備するようにしましょう。

 

また、歯が生え始めてきたらしっかり咀嚼する習慣付けも大切になるので、野菜や穀類などの噛んで食べる食材を準備しましょう。(パンなどの柔らかい食材は、咀嚼回数が減ってしまうのでたまにあげるようにしてください)

 

さらに、味覚形成の意味でも大事な時期なので、塩分はなるべく入れずに素材本来の味を生かした調理をしてみてください。まだ幼い段階で味の濃い料理に慣れてしまうと、将来 生活習慣病の原因にもなりかねません。

 

まとめ

 

今回はヴィーガン子育て中における乳幼児で気をつけたい栄養素について解説しました。

 

基本的には、ヴィーガンで子育てをしても問題はありませんが、栄養バランスについてはノンベジ(一般的)の子育て以上に気をつける必要があります。

 

お子様の健やかな成長のためにも、離乳食や幼児食を楽しみながら作ってみてくださいね!

 

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Kwhr Ai

管理栄養士 / フリーライター / 栄養学に関する正しい知識を発信しています^^

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